【ロゴ制作の裏側】モチーフが決まったらまずはそこに全力投球!

ロゴ制作って、自由度が高いほど悩みますね。難しい。

「なんでもいいですよ」と言われるのとは反対に、
方向性がある程度決まってるときこそ、確実にデザイナーの真価が問われると思います。

今回は、遊漁船「OCEAN RIDGE」様のロゴ制作事例をご紹介。
遊漁船ということで、船か、魚か?っていうモチーフになるかなって、最初から予想はできました。
だからこそ、そのモチーフにどう命を吹き込むかが勝負どころなんです。

方向性が見えてる時ほど、最初の一手に全力を注ぐ。
その詰め方のプロセスを、実例とともにお届けします

目次

ご依頼内容

  • メイン文言:OCEAN RIDGE
  • サブ文言:FOR PROFESSIONAL ANGLERS
  • 用途:ステッカーにしたい
  • アメリカン・ビンテージ風デザイン
  • モチーフや全体的な部分はお任せ
  • 青系カラー/横長レイアウト

初稿は「ボート」モチーフのデザイン

シンボルマークになりうるモチーフ案などは、こちらにお任せしたいということでした。
遊漁船ということで、すぐに思い浮かんだのはボートですね。

このロゴ、いきなりアイデアがあって形にできたわけではなくて、
イラレでゴリゴリ作る前に、自分の中で落とし込める要素が見つかるまでPinterestで参考イメージを探します。

ロゴタイプ(文字部分)もそうです。

参考イメージから「OSEAN」部分に海らしさ、波のようなあしらいを取り入れました。

やはり文字ベタ打ち、フォントをそのまま使うようなことは出来るだけしません。
コンセプト・テーマに沿って何かしら工夫を施したいと思っています。

このデザインへのご返答

「遊漁船、フィッシングと言うイメージが小さい?感じがします。」
「ボートクラブっぽい気がします。」
「魚やルアー、ロッド等を入れるのは如何でしょうか?」
「オーシャンリッジのロゴはカッコいいかと思います。」
とのご返答でした。

なるほど!

やはり一発で気に入ってもらえることは難しく、クライアント様とイメージが違っている場合があります。

聞き取りが十分でなかった場合でもありますし、十分に聞き取っていた場合でも、やっぱりこうして欲しい…みたいなことはよくありますね。
なるほどと、デザイン歴18年の今でもよく気付かされます。

それなら、魚やフィッシングのイメージに切り替えよう!

あと文言追加で

「Y’S FISHING SUPPLYを入れて頂きたいです」
とのことで、追加文言も絡めてモチーフを考えることにしました。

第二案は「マグロ系の魚モチーフ」

第二案です。
今回はモチーフとロゴをより絡めたデザイン、一体感を出しました。
デザインで一番意識しているのは、バランスかもしれません。

この魚モチーフも、もちろんいきなりアイデアが湧いて出来たわけではなくて、Pinterestで参考イメージを検索して落とし込んだものです。

結構近いところまで参考にして作りましたが、、マルパクリはいけません。

ここまでイメージを探すのにも時間をかけています。
実際には、デザインソフトで形作っていく時間よりも、この参考イメージを探す下調べ段階、検索作業に時間をかけているくらいです。とても重要なフェーズです。

このデザインへのご返答

「めっちゃ良いですね!最後にOCEAN RIDGEの波線にも色入れられますか?」
とのお言葉をいただきました。
以下が修正版です。

ロゴタイプ部分のCからの流れに色を入れた調整をして「OK!」
完成となりました!

まとめ

今回、あらためて思ったのは、
モチーフがあるロゴのときこそ、見せ方・配置・構成の勝負になるということ。
モチーフはロゴの顔となります。

・モチーフ単独で見せるのか?
・文字と合わせて一体化させるのか?
・シルエットはどうか?
・ごちゃごちゃし過ぎていないか?
・全体的なデザインバランスはどうか?
・色に頼りすぎていないか?
・総じて客観視してみて、かっこいいか?

こういう要素を全部詰めていく力が、ロゴの完成度に直結すると思っています。

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